営業マン代行として作成する
会社案内を作成する上で、大切なことをご説明する前に、ここで会社案内の定義を抑えておきましょう。従来までは、会社案内とは、「自社のブランド価値・認知度を高めるツール」として位置づけられることが一般的でした。現在は、数字(売上・利益)につながるツールとして活用される傾向が強いため、「自社商品・サービスとその安心感をクライアントに伝え引き合いを頂く営業マン代行」として位置づけるべきです。
そのため、「会社概要」「沿革」「事業内容」といったあくまで自社がアピールしたいことで、お客様がすぐに知りたいことではない内容は、あくまで「会社案内の一部」にすぎなくなりました。単なる「会社データ」としてしか扱われなくなったということです。ブランド価値や認知度を高めるために、会社データを綺麗に良いデザインで作って素晴らしい会社なんだ!と叫んだとしても共感を得られないということです。営業マン代行にもなってくれません。
そう考えると、「とりあえずデータを集めて作った」的な会社案内を経費をかけて作成することは、全く働かない社員を抱えていることと同じなのです。